卒業生インタビュー
「好き」を突き詰めて
エネルギーに変える
ベース専攻
アヤコノさん
中学では途中で行くのをやめました
音楽に目覚めたのは、習い事のひとつで2歳からエレクトーンをやっていて一番はまりました。そのこともあり音楽科のある私立の中学に進学しました。入学してすぐに急に学校に行けなくなり、1年の2学期から地元の中学に転校しましたが、やっぱり行けなくてしばらく別室登校をしていましたが、2年の夏休みに「もう行かなくていい」と決めました。家族も理解してくれました。
OSMの体験入学に参加
中学校に行かなくなってからOSMを見つけて、学校の体験入学に参加しました。進路は他の学校も考えていましたが、OSMはとにかく学校の雰囲気がすごく好きで、不登校になってから“学校”というもの自体がすごく苦手になってましたが、この空間にいたい!って1番思える雰囲気でした。具体的には、学校の大人の方が、私のことを生徒じゃなくて人としてみてくれている感じがとても好きでした!入学してからも、サポートも応援もしてくれて、本当に温かい先生方に感謝しています。
パラリンピック開会式で布袋さんと共演
そしてOSM高等専修学校に入学するちょっと前に、SNSでベースを弾いている動画投稿を開始して、フォロワーが増えて状況が変わりましたね。今年はNHK「ムジカ・ピッコリーノ」スピカ役にはじまって、FUJI ROCK FESTIVAL’21 にも出演。さらに東京2020パラリンピック開会式ではギタリスト布袋寅泰さんとも共演するなど、すごい事がありすぎてちょっと怖いですね(笑)。(パラリンピックの記事はこちら)来年もミュージシャンとしてのお仕事でスケジュールがいっぱいなので忙しくなりそうです!
開会式で演奏した布袋さんらと。左端がアヤコノさん(Twitter ID: @ayaconno)
今後について
今は自分の目標というより、目の前の「楽しそう!」や「心躍る」お仕事をしていく事で、振り向いたら道ができていたという感じでやっています。今後どうなるかはわからないですが、今はこのスタンスでやっていますね。だって布袋さんとパラリンピックで共演する!なんて目標立てないじゃないですか!でも夢がかなった感じはしています(笑)。
メッセージ
不登校だった時は、学校に行っていないのに自分がやりたい事を突き詰めて誰が認めてくれるのだろう?とその時は思っていましたが、私はそれをエネルギーに変えて自信をもってやったので、今があると感じています。今不登校で悩んでいる皆さんも音楽やダンスなど「好き」があれば突き詰めて、誰が何を言おうと認めてもらえるくらい自分の「好き」を貫いて欲しいですね!